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カステラコレクションと羊羹コレクション 2013.05まだまだ今月半ばまで広島で菓子博が開催されているが、いよいよ来月6月は福岡で初めてとなる羊羹コレクションが開催される。羊羹コレクションを知らない諸兄もいらっしゃるかと思うが、これはすでに2010年の東京銀座を皮切りに、第2回大阪、第3回札幌、そして昨年秋に第4回をもう一度大阪で開催させていただいた百貨店主催の変わった菓子催事である。羊羹だけ80店以上が出揃うあまりにマニアックで魅力的な催事として知られている。 そのイベントがずっとお世話になっている三越伊勢丹さんのグループである、福岡岩田屋さんで開催をできるとなって、事務局として末席で活動する弊社も今までに増して楽しみで仕方がない。福岡は、様々な菓子のルーツが残る菓子文化の高い地。当然羊羹も生まれは京都そして完成は江戸ながら、この九州の文化なくして出来なかったものであるに違いない。その地で、掛け値なしに純粋に羊羹の奥深さを知っていただきたいという願いで、虎屋さん米屋さん村岡総本舗さんら多くの菓子店が集まるのである。 新しい菓子も良い点があるのは否めない。しかし、私は旧き伝統が大好きで、それのブラッシュアップを何よりも好むのである。今の日本人の生活に大切なものではないだろうか。 同じような企画で実は先々月、東京の伊勢丹新宿本店にて、第1回となるカステラコレクションなるものも企画のお手伝いをさせていただいた。こちらはまずは陳列ケース1ケースからのスタートであったが、全国から10社のカステラ専門店が集まって、共通パッケージという共通のモジュールで販売を行ったものである。結果はものすごく売れに売れ、日本を代表する名百貨店であるという事もあって、大成功に終わった。決して弊社の宣伝のためにやっているのではない。 同百貨店のバイヤー諸氏が曰く「申し訳ないが、今までのパッケージで普通にこのカステラを諸国銘菓コーナーに置いてもこれだけ売れない。やはり編集の大切さ、VMDの方法等があると思う」との事。本当にその通りである。 弊社は百貨店での催事コンサルタントでもなく単なるパッケージ屋である。しかし、菓子業に精通する事にかけては同業界で誰にも負けない自信がある。人一倍お客様(生活者)の支持を得て、販売を目標に到達させる事に関してのノウハウは誰にも負けない自信がある。それは、この10社のカステラを始め、日本の菓子そのものがあまりに素晴らしい食の嗜好品であり、現在の日本では旧き文化を大切にしない、知らない大人ばかりになってしまったからである。
代表取締役社長 尾関 勇
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