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神楽坂・毘沙門天向かいの路地を入った所にある
「カフェクレープリー ル・ブルターニュ」。
ここでは、フランスのブルターニュ地方の郷土料理ガレット(そば粉を使ったクレープ)を本格的に味わうことができる。
寒い夜道をやって来た人々を迎えるように温められたテラスを抜けて入る店内は、木材をふんだんに使用したぬくもりのある雰囲気。土地にまつわる絵画や楽しい小物があちこちに飾られている空間はブルターニュの民家さながらの演出で、訪れる人々の気分を盛り上げる。
同地方に伝わる手描きの陶器・カンペール陶器や地元の郷土菓子が沢山飾られたオープンキッチンの奥には、手際よく調理を行うフランス人のクレープ職人達の姿が。本場のガレットを提供することを信条としているこのお店では、きちんとフランスからスタッフを招いて調理にあたっているそうだ。
フランス語の飛び交うキッチンからアツアツのガレットが運ばれるころには、気がつくとそこが粋な芸者町神楽坂であることを忘れているほどブルターニュの雰囲気を満喫している。本場に赴いたような心地でいただくガレットの味はまた格別だ。
こんがりと焼き上げられたガレットは、平たく丸い生地をきれいな四角に折り畳んだ形で、端の薄い生地にあいた小さい穴がレースに中の具を覗かせる表情が美しい。カリッとした香ばしい焼き具合ともっちりとした食感の両方を味わうことのできる生地に、日本のデザートクレープとは違った本場の生地の魅力を発見。ハムやたまごといった素材そのものの味、 塩(ブルターニュは塩の名産地)やバターの味も、ひとくちごとに小さな感動を与えてくれる。
本場の臨場感に溢れた店内で、本場そのままの味を食す贅沢。ブルターニュで実際に食したクレープが忘れられない人も、はたまた訪れたことのないブルターニュに想いを馳せる人も、本物の食と文化を提供してくれるこのお店に惹かれ、足繁く訪れているようにうかがえた。
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