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プレゼントにはリボンがつきもの。なにか「結ぶ」ものがかかっているのとそうでないのとでは、同じギフトでも「キチンと感」がまるで違います。昨今リボンシールが重宝されていますが、もらう側はやっぱり「結び」を「ほどく」のが楽しみなものです。
菓子業界に目を向けると、洋菓子は「結ぶ」素材の選択肢がとても広いようです。使われ方も自由で、リボンはもちろん、ラフィアコードや紙ひもを多色使いしたり、シンプルなクラフトのパッケージに麻ひもを合わせたり、ワイヤーを取り入れたり。和の素材もどんどん取り入れています。箱にカラーゴムや太幅ゴム掛けでアクセントにしているところもあります。(余談ですが、とあるお店の太幅ゴムは私の手帳バンドとして重宝しています)
対して、和菓子に使われている「結ぶ」材料は、やはり「和」を連想させる素材や色が多く、シデ紐、紙紐、金銀のゴムなどをよく見かけます。わらや太目のたこ糸なども目にしますが、やはり和菓子の持つシンプルな空気にはそれがしっくりきます。あまり奇抜なものは幅を利かせていません。
もともと日本には、着物の帯や「のし」、組紐や飾り結びに見られるような、すぐれた「結び」の伝統がありました。祖母の世代あたりには紐でも帯でも風呂敷でも何種類も結べた方がたくさんいたそうですが、今は蝶結びもおぼつかない子供もいるくらいです。
もちろん時間と手間はかかるのですが、ギフト箱に十字にかかった紙紐の結び目がちょっとした飾り結びだったら、素敵ですよね。私も蝶結びしか出来ない現代人の一人ですが、だからこそ、のし・水引き・風呂敷包みなどに脈々と通じる日本人の伝統を、和菓子店のなりわいに取り入れてもらえたら、と勝手なことを思うのでした。
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