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茶の間 菓子の間
     
お茶とお菓子の間をとりもつティータイム。仕事の傍ら、お茶に魅せられてアジアの茶場を探索する広岡さんは、菓子通としても知られ、お茶をみつけたらお菓子、お菓子があればお茶を、と常にマッチングを愉しんでおられるとのこと。日頃の愉しみ方からおもてなしのアイデアまで、ジャンルやスタイルを問わず綴っていただきます。
 
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茶の間菓子の間 

前、中国の古い茶木を訪ねる旅
で、偶然再会をしたのは、吉祥寺で紅茶専門店「リーフル ダージリンハウス」を開いている山田栄さん。チーズの雑誌をつくる仕事をしていたときパーティなどで、よくお会いしていたのですが、中国の広州でお会いするとは思いもかけず、うれしい再会となりました。その後わざわざ紅茶をお送りくださり、どのお茶も美味しくいただきました。そのお茶のなかでも、タルボ農園産のお茶が好きで、またタルボという名前の響きが、おしゃれな感じがして印象的深く刻まれていたのでした。
 吉祥寺で友人と会う機会があり、今年のタルボ農園のお茶をいただこうと出かけて行き出会ったのが、2004年6月摘みセカンドフラッシュ、タルボ(THURBO)農園Yumeko Tea。紅茶とは思えない、その茶葉の青々しい美しさに魅せられ購入しました。まるで農園で摘まれたばかりの茶葉が、まだざるに載せられ、日光にさらされているかのように、若々しく感じられました。あたかも中国の青茶のよう。一芯二葉の茶葉の姿がそのまま残され、きらきらと光る銀灰色がかった緑色です。さっそく本郷菊坂の「いち窯」で求めた、お気に入りの蓋碗で入れてみました。ほのかに甘く、そしてお茶としての存在感が、しっかりと感じられる繊細な味わい。個人的に実に忙しかった秋この頃、ほんとうに、ゆったりとした時間が持てました。
お茶だけでも十分おいしいのですが、吉祥寺で求めた、やはりお気に入りの無糖落花生ペースト(これは文京区湯島で作られています。石臼で引いているので、なめらか、ほのかな甘みが上品です)を、菊坂のパン屋さん「アトリエ・ド・マヌビッシュ」の食パン(ここの食パンは両側にミミがついているので大好きなのです)をトーストにして。さらに、バナナのスライスを載せて、いただくのが、おすすめです。
 また、今月は友人と主催している甲羅句会の吟行がありましたが、吟行の鎌倉でも、お茶に出会いました。御成通りの「陀陀舎」で日本茶をいただきました。静岡の本山隠し茶園熟成「山枯らし」。美味しかったのはお茶ばかりではなく、そのお茶請けでした。茶葉をつかった佃煮は、梅の酸味と茶葉がみごとに一体となって疲れたカラダにも優しい感じ。ほかに、茶葉にわさび味噌をあえたものも。  
こちらも、クセになりそうな美味しさでした。句会では総合天をいただきました。これは、きっとお茶の仕業かもしれません。
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