食べる機会の多い少ないは別として、サンドイッチは私達の生活において非常に身近な食品です。「サンドイッチ」という名称は、サンドイッチ伯爵に由来するという説が最も知られているようですが、sand(砂)とwitch(魔女)以外は何でも挟めるというところからきているという説もあります。実際サンドイッチを英語で書くと“sandwich”であり、“witch”とは綴りが異なることから真偽の程は定かではないのですが、どちらにしても、そう言われるくらい何でも挟める食品であることは間違いありません。しかしこのように何を挟んでも良いとされている割には、いまひとつ市販されているサンドイッチは殻を破りきれていない印象を受けます。そんな中「鞍馬サンド」のサンドイッチはその殻をことごとく破っていると言えるでしょう。
サンドイッチ専門店「鞍馬サンド」の本店は三重にあるそうですが、現在東京にも新宿、荻窪、代々木の3店舗があります。「鞍馬サンド」の商品は「甘」「和」「揚」の3つのカテゴリーに分けられ、それぞれのカテゴリーに10種類強、合計30〜40種類程のサンドイッチが常時店頭に並んでいます。特に甘いサンドイッチには「生クリームプリン」(300円)や「抹茶あずき」(300円)、「チョコバナナ」(280円)など、ありそうでなかった商品が多数存在するのですが、その中でも特に異彩を放っている商品が「納豆コーヒーゼリー」(330円)です。納豆を生クリームの上に落としたことがきっかけらしいというこの商品は、コーヒーゼリーの苦みと生クリームの甘みの中で納豆が逃げも隠れもせず糸を引いて主張するという前代未聞のサンドイッチです。肝心の味はというと、納豆がコーヒーゼリーの苦みと意外とうまく調和し、生クリームがそれらをまとめているため、それほどの違和感はなく食べられてしまいます。話題性もあるためか、以前期間限定で出店していたルミネ新宿店では一番の人気商品だったそうで、納豆が好き、甘い物も好き、という方は一度試してみても良いのではないでしょうか。もちろん「納豆コーヒーゼリー」以外にも他では食べられないサンドイッチが多数あるので、行って色々食べてみるのも良いと思います。
■鞍馬サンド(代々木店)
住所/東京都渋谷区千駄ヶ谷5−21−12
TEL/03−5367−5247
営業時間/8:00〜19:00
(text & photo by 細野大佑)
|