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台風一過、暑さも本格的です。お客さまの足が決まった商品の前でのみぴたりと止まる日々が続きます。菓子専門店も例外ではなく、みやげや進物では特に苦戦をされています。
■豆腐容器、夏に活躍!
あれ、豆腐かな?と、まごうばかりの商品にびっくり。豆腐の容器にごはんやおやつが入っています。そういえば、この夏より秋に向け、長形丸カップ、キューブカップを主流に、透明容器入り食品が多数登場する模様。テイクアウトの利便性からこのような形になったのかもしれません。
■菓子も容器も二極化。
以前カステラを豆腐用の容器に入れ発売しました。豆乳を主流としたカジュアルな商品の開発だったこと、 “1〜2人サイズのカステラ”という手軽さも受け入れられました。シールをすればある程度乾燥も防げることから、中に薄板を敷いて入れた黄粉がけの蓮餅(黒糖風味)や葛餅も、一まわり小さな容器でよく売れ続けました。
当初は「豆腐の容器ではちょっと」との声もありましたが、バリア性はなくともシールできる手軽さと容器代を抑えられることで、発売に踏み切りました。
■催事から歳時へ。
日常的なものと、ギフト性の高い非日常的なものでは、お客さまの目も変わります。価格もワンコインと高額とに二極化。 年間五十二週の催事プログラムを組み、デリバリーをやりつくした業態の方々が、日本の歳時を販促にあてはめるには、少々ファジーな期間を跨ぐゆるやかな企画が必要だと気付きはじめてます。
売り手都合だった時代から、季節の風を感じたいというココロに合せる時代になりつつあります。そこで各業界がおおいに参考にしているのが和菓子屋さんのカレンダー。季節を映す和菓子が、イマのトレンディーなのです。 |
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城戸翔寉 きどしょうかく
和菓子評論家、書家、企画コンセプター。福岡県出身。
和菓子と和菓子にまつわる歳時の話をわかりやすく解説する『和菓子講座』をはじめ、商品開発、店づくり、街づくりまでを手掛ける。 |