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先号にも書きましたが、花より団子の“団子”のダントツは、「みたらし団子」です。その土地ごとに、もちろんタレの甘みも異なりますし、団子を焼く店もあり、さまざま。今年に入り、団子の話ばかりをしてますが、そろそろ夏が近付いてますし、串も抜いてみてはいかがでしょう。
■こぼれるタレ、気になりますか?
外についている「しょうゆダレ」を団子の中に入れるのは、今では難しいことではありません。が、昔、タレがダレるのを何とか出来ないかと考えたのが、「涼菓限定団子」。今流行のジュレカップに団子を入れ、みたらしジュレで留めてしまおうと考えたわけです。あん入りの団子でも、なかなかのもの。もともと団子の裏面がパリパリになる事を防ぐこと、それと冷やして食べたい一心のアイデアです。
■しょう油ショコラ
食後、口に運んでいたチョコレートを、落とした場所が刺身皿。でも、回りに付いた少々の塩味が、なかなかだったのです。そういえば、ボンボンショコラの中身を作っていて、最初に作ったものが溶けはじめたので、思わず食べたらそのままでも美味かった、というのが「生チョコ」誕生秘話と聞きました。
おもいつきばかり追っていくのは長続きもしませんし、いいとも思いませんが、新商品開発のチャンスは、どこにでもありそうです。
■子供の日、母の日父の日
母の日はカーネーションですが、父の日といえば、何か思い浮かびますか?今年の父の日こそ、“力餅”です。
土旺も近いことですし、「うなぎに負けるな土旺餅(力餅)」をお父さん向にアレンジして、例えばタレも焼肉風など、団子に合いそうな味を探してみてはどうでしょうか。道明寺粉の団子にしてもよいかと思います。
暑さがやってきます。お客の足も少しづつ遠のく夏。店舗に来てもらうためのアイデアは、今のうちに考えておいてください。
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城戸翔寉 きどしょうかく
和菓子評論家、書家、企画コンセプター。福岡県出身。
和菓子と和菓子にまつわる歳時の話をわかりやすく解説する『和菓子講座』をはじめ、商品開発、店づくり、街づくりまでを手掛ける。 |