パッケージは地球と共存できるのか。

今、世界は大変な気候変動に見舞われており、これらが人類の生産活動による、環境破壊であるとの認識が一般的であることは否めない。
パッケージ業界もその生産物から、大きな責務を負っていることは明白である。
特に海洋プラスチックごみの問題は、大変なショックとなって数年前に世界中を駆け巡った。これら廃棄されたプラごみにも、たくさんのパッケージが含まれているのは目を背けることの出来ない事実である。

 

パッケージは便利である。

 

しかし、菓子にしろお惣菜にしろ、例え宅配での食材を購入しても、多くのプラスチックフィルムやトレー、紙パッケージの廃棄物が出てしまう。
ところがこれらを不要とする社会にはどうやっても戻れない。

 

どうやって折り合いをつけていけばいいのだろうか。

今やパッケージ全体に占めるプラスチックの割合は7割を超えたと言われている。
それも鮮度保持性、経済性などがプラスチックの高機能化とともに人間の生活を支えて
きたからに他ならない。

 

もちろん世界中のCO2排出量からすれば、パッケージ生産の占める割合は少ないかもしれないが、環境保護の観点からしても、壮大な目標設定というより、「必要なパッケージを適切に生産、消化する」「生ゴミなどと一緒に焼却する」「資源プラスチックとしてリサイクルに回す」「可能ならリユースする」そんな今すぐ誰でもできることの積み重ねを真面目に行うことではないだろうか。

 

いまだに雑木林や海岸で投棄されているゴミの多さに驚く御仁も多いと思う。やはり常に地球生活者としての倫理、品位が問われているのではないだろうか。

 

パッケージのあり方を地球環境の視点で本気で考え、推し進めたい。
創業90周年を迎えるANZEN・PAXです。

 

尾関 勇