ブラックベリーとポイントカード

先月のコラムで、菓子製造販売業は、素晴らしく後世にも残る製造業であることを書いた。

弊社のパッケージ製造業もまた然り。しかしパッケージは環境対応など時代に即応した変化が、菓子製造業以上に必要とされる業界かも知れない。

そんなことを考えていたら、遅ればせながら少し前に公開されたブラックベリーという映画を観た。ここで言うブラックベリーは果物ではない。言わずもがなカナダが1996年に生み出した世界初のスマートフォンである。オバマ大統領も愛用していたことでも知られ、一時はスマホ全体の45%のシェアを誇った革命的な端末である。2007年にスティーブ・ジョブズによってiPhoneが生み出されるまでは。

ブラックベリーのいまのスマホ市場におけるシェアは0%である。

IT産業は栄枯盛衰が激しいと言われるが、はるかに老舗の企業で、インターネットを生み出したマイクロソフトはいま色々なサービスも進化させ、見事に成長を遂げている。

振り返って日本国内で画期的なたくさんの機器を生み出してきた携帯電話製造をしている会社はすでに2社のみと聞く。日本国民が使ってる携帯はほとんどが海外製造であり汎用性が低い為だ。

どちらとも衰退した理由を話せばキリがなく、専門家によって色々な見方があるが、同じようなことが今まさに国内のポイントカードの世界でも急速に進み、磁気式のポイントカードは風前の灯であるのをご存知だろうか?

これはもはや我々のインフラと化したLINEの登場である。
LINEの中でポイントカードを作れば、お店とユーザーどちらにとってもメリット以上何物でもないのはスマホユーザーなら自明の理である。

違いはあれどこの2つの事象は、大変に興味深い。

ではいまの原材料と製法で作っているお菓子が他の何かにとって代わられることはあるのだろうか?

私見ではあるが、食べるのが人間である限りそれは未来永劫考えにくい。

そう考えると、リアルな食品で勝負している菓子製造会社はこの点においてとても強い体質があると言えるだろう。

市場や人口の変化を読み取る必要はあるが、基礎的要件としてこの点は特筆すべきところであると思う。

代表取締役 尾関 勇