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菓子業界と“どらえもん”      <H22.4月>

景気が回復基調にあるといってもなかなか菓子業界にとっては「どこの話?」といった感がぬぐえない。主力の百貨店もそうながら、直売店もなかなか好調とは言い難い店が大半である。季節歳時や贈答文化の縮小も拍車をかけているだろう。そんな中、先日のバレンタインデーは結構好調だった店舗の話もちらほら。伺ってみると大衆的なゾーンに主軸を置いている菓子店で、なおかつ通販など従来とは違った販路を開拓したところが多い。確かに通販はネットショップからチラシ、TVといった類まで今や全小売店市場で最大のシェアを占めるにいたるとは20年前に誰が予想しただろうか。たかが通販といってノウハウもないから踏み出せて無かった菓子店は、この機会に何らかスタートした方が良さそうだ。(当然弊社もそのサポートを行っているので詳しくはご相談を!)
その心理を小生は漫画「どらえもんの世界の実現」と読んでいる。えっ?あの国民的な漫画&アニメがどうしたのか?と首を傾げる御仁も多かろうが、実はこれには結構まっとうなロジックがあるのだ。ちなみにこの漫画を見たことのある世代はメインで50歳未満〜下は現在の小学生まで。幅広さにかけては日本有数である。
漫画のストーリーは失礼ながらどうでも良い。話の中でどらえもんが未来のメカを数々出してみせるあのポケットこそがポイントなのである。
あの漫画を見た人は誰でもどらえもんのポケットがあったら・・と妄想を抱いたことだろうし、そしてそれは不可能だと思っていた。しかし、時は2010年の現代。インターネットと通販のアマゾンはどうだろうか?欲しいものを瞬時に探せ、世界中から距離も関係なく自宅に配送してくれる。頼んだお客は寝て待つだけだ。これこそがトランスポーテーションが出来るまでは、現実的な未来のポケットではなかろうか?
同じようにどらえもんの世界を実現し、それが瞬く間に広まった(ている)モノがある。携帯電話に今度のipad、GPSによるナビゲーションシステム、有機ELディスプレイなどが代表格であろう。
漫画のあるストーリーに、主人公ののび太があまりに高価な未来のお菓子を食べてしまい、高額な代金を請求される場面がある。
見たことのない世界にはなにか想像を超えた美味しいものがあり、それを足を運ばずに直ぐに食べてみたいという欲求は、漫画の作者が既に未来を見通していたに違いない。つまりはそういった販路こそが直売を驚かす原点なような気がするのは私だけであろうか。


プランニングディレクター 尾関 勇

 
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