記念すべき創業記念日にあたって
今月は、弊社創業記念日の8月10日を迎えたが、その日に社員一同が集まり初めてのパーティーを催すことができた。
20年前からやりたいなと思っていたが本年、ようやく実現できた次第である。
私ごとながら本年還暦を迎えるにあたり、ささやかにも祝っていただき、愛する社員には感謝感激であった。
今年、開催した意味にはもう一つ、昨年役員を退任し相談役になった前社長の尾関武男の慰労と、遠く米国の上場企業で財務責任者をしながら、弊社のグループ会社社長も兼任する、息子と小職の3名で社員皆と卓を囲むという目的もあった。
弊社は経営権をファミリーが持つ小さな同族企業であるが、幹部マネージャーに同族はおらず、優秀な社員のリーダーシップと業務遂行能力により経営されている会社である。そこでもちろん事業継承について改めて考える良い機会ともなった。
普通、企業経営者や社主は、血の繋がった人間を主に信用してマネジメントを行わせるが、弊社は出来る社員の人格を信用している。人格と言ったのは、技能の問題で人はミスをする生き物だからそれはシステムでカバーすればいいという意味である。しかしながら大して仕事の出来ない同族を会社のチーム入れる意味は全くないと考える。あくまで職務遂行能力が第一、そしてそのベースとなる人格、人柄がコアなのである。この部分は同族を超えると考える。
その上で、弊社ではグループ会社全ての請求内容や仕入れ内容、経費や出張計画も社長で社主の小職が完全に目を通すこともあり、エラーはかなり少ない。そんなことをしてる還暦の社長はあまりいないのではないだろうか。
これは基本としてあまり良いことではないのは分かっている。しかしもちろん業務システムやAIも活用しているし、次代に向けてフローを組んでいるところでもある。
AI全盛の昨今であるが、なんでこんなことをするかというと、例えば国内出張の航空機、JR各社が運行する新幹線、特急電車も同じ値段で確保できる座席の優劣(例:新幹線の朝の出張であれば、季節によって日差しが当たらず他の客が少ない車両と座席だったり乗降が早い場所であったりする条件)はAIでは絶対にできないからである。この優劣が大事なのは大切な社員の人間としての業務遂行能力に優劣が如実に出るからである。
中小企業、とりわけオーナー企業の事業継承にあたっては、どうでも良いそんなところも加味しながら、何が大事なのか思案し続ける日々である。
代表取締役 尾関 勇